出版・読書メモランダム

出版と近代出版文化史をめぐるブログ

2018-02-16から1日間の記事一覧

古本夜話752 人文書院の文芸書出版と『文芸日本』

前回の丸岡明『或る生涯』の巻末広告を見ると、昭和十年代半ばの人文書院が『作家自選短篇小説傑作集』だけでなく、多くの文芸書を刊行していることがわかる。そこには佐藤春夫『むさゝびの冊子』、岸田国士『時・処・人』、吉江喬松『朱線』、正宗白鳥『一…