前回、『実業之日本社七十年史』における、昭和十年代半ばからの文芸書出版の隆盛の記述を引き、作家と書名を挙げておいた。だが名前だけで、書名にふれていない作家もあった。その一人が里見弴で、彼は昭和十六年に小説『愛と智と』を刊行している。 戦前の…
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