出版・読書メモランダム

出版と近代出版文化史をめぐるブログ

2018-12-12から1日間の記事一覧

古本夜話850 荒木巍『幸運児』、「博文館純文学書」、石光葆

昭和十七年にやはり博文館から刊行された荒木巍の小説集『幸運児』という一冊がある。荒木の名前は本連載782の河出書房の「書きおろし長篇小説叢書」や同785の「短篇集叢書」の著者として名前を挙げてきたけれど、現在ではもはや忘れ去られてしまった…