本連載856で、横光利一の戦後の遺作ともいうべき『夜の靴』を取り上げたので、永井荷風の戦後の出版にもふれておきたい。それは昭和二十二年に扶桑書房から刊行の小説・随筆集『勲章』が手元にあるからだ。 (『勲章』) 戦後を迎えて、荷風は扶桑書房か…
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