出版・読書メモランダム

出版と近代出版文化史をめぐるブログ

2019-02-08から1日間の記事一覧

古本夜話870 カヴァラビアス『バリ島』と産業経済社

前回の阿部知二の『火の島』に関して、ジャワ島だけで終わってしまったこともあり、今回はバリ島にふれてみたい。 (中公文庫) 阿部はバリのことを思い出してみると、ボオドレールの『悪の華』の「異国の香」の一節「ひとつの懶い島、そこに自然が恵むもの…