出版・読書メモランダム

出版と近代出版文化史をめぐるブログ

2020-07-17から1日間の記事一覧

古本夜話1047 美術出版社、大下正男、『みづゑ』

新しい文学や思想ムーブメントが起きると、それに必ず同伴する出版社と編集者がいる。モダニズム文学に関してはそれが厚生閣と春山行夫だったことを見てきたが、シュルレアリスムの場合は春鳥会、後の美術出版社と大下正男に他ならなかった。 昭和十二年の「…