中村武羅夫のことは『近代出版史探索』178などで、また春山行夫との関係については本連載1027などでも言及してきたけれど、楢崎勤の慫慂によって昭和十七、十八年の二年間『新潮』に連載し、戦後に単行本化された中村の一冊がある。それは昭和二十四年に…
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