出版・読書メモランダム

出版と近代出版文化史をめぐるブログ

2021-05-26から1日間の記事一覧

古本夜話1150 三笠書房『ホフマン全集』と『黄金の壺』

茅野蕭々の『独逸浪漫主義』は昭和十年代において、最もまとまったドイツロマン派に関する紹介と研究を兼ねた一冊だったと思われる。しかも丁寧な索引も付され、作家と作品をたどる便宜もはかられている。 (『独逸浪漫主義』) 例えば、小説のところで、ノ…