出版・読書メモランダム

出版と近代出版文化史をめぐるブログ

2022-02-23から1日間の記事一覧

古本夜話1241 廣文堂『小さい社会学』と新しい高等学校市場

『近代出版史探索Ⅵ』1198で廣文堂書店を取り上げ、この版元が大正時代前半には小中村清矩遺著『有聲録』や黒岩周六『実行論』などの多くの「クロース綴函入頗美本」を刊行していたが、譲受出版と見なされるかたちで、石川文栄堂へと版権が移ったことを既述し…