2026-03-01から1ヶ月間の記事一覧
前回で【自治会、宗教、地方史】の掲載が終わり、いよいよブログを終了いたします。 最後に、小田光雄の文字通りの遺稿となりました2024年2月29日号『新文化』第一面記事を転載したいと思います。 これは末尾に書かれていますように、2024年1月…
ここまでお付き合いくださった読者の方々は、未完原稿の『自治会、宗教、地方史』が、戦後社会論(郊外論)と近代出版論という小田光雄のふたつの大きな主題を、生まれ故郷の自治会というきわめてローカルな文脈で論じたものであることが、おわかりいただけ…
老人憩の家の改修をめぐる顛末 土地を担保にして自治会が法人として銀行から資金を借り入れ、市からの助成金とあわせて、老朽化した老人憩の家を改修する。それが、小田光雄が自治会長として構想した計画でした。この改修計画は自治会の総会の承認を得て、建…
ロマン主義的想像力のある偽史/個人の欲と箔付けのための偽史 小田 : 確かにそうだ。『東日流外三郡誌』(つがるそとさんぐんし)のことで思い出されるのは奥野健男が刮目していて、新たな東北史の発見だと述べていたのを覚えている。彼は太宰治論でデビュ…
地方史・郷土史ブームと地方出版と地方開発の連動 A : 『東日流外三郡誌』(つがるそとさんぐんし)の内容を簡略に説明してみる。 江戸時代半ばに蝦夷の後裔である東北の覇者安藤(東)の系譜を引く羽州土崎の浪人秋田孝季が、その妹婿の津軽飯詰の庄屋和田長…
あまりにもお粗末なでっち上げ A : それは笹沢左保の『木枯し紋次郎 さらば手鞠唄』(新潮社、平成10年)だ。これは『小説新潮』に連載された「帰って来た木枯し紋次郎シリーズ」の一冊で、その中に「顔役の養女」という一編があった。あなたは読んでいない…
疑問だらけのT応寺の由緒 小田 : いや、B4判2枚で、先の家康眼病云々に続いて、これまた史資料の提示もなく、T応寺の幕末から昭和57年までが語られ、それに明治18年のT応寺の「伽藍堂宇」と「伝承宝物」「寺禄」のリストが示されている。それがやはり2ペ…