出版・読書メモランダム

出版と近代出版文化史をめぐるブログ

2018-10-12から1日間の記事一覧

古本夜話830 新潮社『世界新名作選集』とウィルダア『運命の橋』

昭和十年代半ばに、新潮社も新たな外国文学シリーズを立ち上げている。それは『世界新名作選集』で、まずそのラインナップを挙げてみる。 1 ヘルマン・ヘッセ 『放浪と懐郷』(高橋健二訳) 2 ドリュ・ラ・ロッシェル 『夢見るブルジョア娘』(堀口大學訳) …