前々回、武蔵野書院の『詩・現実』にふれ、そこに伊藤整も辻野久憲、永松定との共訳で、ジェイムズ・ジョイスの『ユリシイズ』を連載したことを既述しておいた。 その伊藤の長編小説『若い詩人の肖像』(新潮文庫)は自伝であると同時に、大正時代後半の詩人…
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