出版・読書メモランダム

出版と近代出版文化史をめぐるブログ

2012-02-10から1日間の記事一覧

古本夜話175 阿野自由里『ミスター弥助』

もう一冊、大正時代の小説とも旅行記とも見なせる作品を紹介しておきたい。それは阿野自由里の『ミスター弥助』で、これも本連載170の『飢を超して』と同様に、均一台から拾ったものである。これは記さなかったが、171の大泉黒石の『老子』と同様に耳…