出版・読書メモランダム

出版と近代出版文化史をめぐるブログ

2012-02-24から1日間の記事一覧

古本夜話179 春陽堂『新小説』と鈴木氏亨

前回、中村武羅夫が『文壇随筆』の中で、関東大震災後の春陽堂の伝統ある『新小説』が娯楽雑誌に変わるという噂にふれ、有力な文芸雑誌が『新潮』だけになってしまうと懸念を表明し、文芸雑誌を絶滅させないためには編集者や発行者のものではなく、「公器」…