出版・読書メモランダム

出版と近代出版文化史をめぐるブログ

2012-10-05から1日間の記事一覧

古本夜話240 平凡社『世界家庭文学大系』、精華書院、楠山正雄訳『不思議の国』

『楠山正雄の戦中・戦後日記』における三香男の「解説」によれば、楠山が昭和十七年から日記をつけ始めたのは、長女冨美の見合いから婚礼に至る記録のためであったようだ。その結婚相手の同盟通信ハノイ支局長前田雄二は前田晁の息子で、前田と楠山は早稲田…