出版・読書メモランダム

出版と近代出版文化史をめぐるブログ

2013-03-25から1日間の記事一覧

混住社会論15 大友克洋『童夢』(双葉社、一九八三年)

大友克洋の『童夢』において、まず迫ってくるのは、突出した団地の風景とその描写に他ならないし、それは冒頭の見開き二ページの夜の高層団地の風景に象徴されているといえよう。そこでは屋上も俯瞰されているが、まったく人影もなく、「どさッ」という小さ…