出版・読書メモランダム

出版と近代出版文化史をめぐるブログ

2013-12-30から1日間の記事一覧

混住社会論48 佐瀬稔『金属バット殺人事件』(草思社、一九八四年)と藤原新也『東京漂流』(情報センター出版局、一九八三年)

『金属バット殺人事件』前回の山本直樹『ありがとう』の物語形成に大きな影響を与えたのは、一九八九年の女子高生コンクリート詰め殺人事件だと既述しておいた。この事件については佐瀬稔のノンフィクション『うちの子が、なぜ! 女高生コンクリート詰め殺人…