数年前に静岡のあべの古書店で、昭和十四年に明窓社から出されたM・K・ロオリングス著、上田聰訳『イアリング[一年仔]』を買い求めた。それは出版社も訳者も知らなかったし、著者やその邦訳名も記憶していなかったのだが、四六判のシンプルながらも端正な…
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