前回の昭和十八年刊行の『バリ島』がA4判二段組、定価五円五十銭で、初版三千部だったことを示しておいた。これも所謂南進論関連の一冊として、軍関係の助成金を得ての出版だと見なせよう。だがこうした特殊な専門書ともいうべき『バリ島』ではなく、一般的…
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