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出版と近代出版文化史をめぐるブログ

2023-02-24から1日間の記事一覧

古本夜話1366 森鷗外「ながし」

大下藤次郎の『水彩画之栞』に序文ともいうべき「題言」をよせた森鷗外は、大下が明治二十三年、二十一歳の時に書いた手記「ぬれきぬ」(「濡衣」)によって、大正二年に「ながし」という小説を書いている。このことは前々回の『みづゑ』の土方定一「藤次郎…