例によって浜松の時代舎で、村岡典嗣の『切支丹文学抄』を見つけた。菊判上製、付録を合わせると三五〇ページの一冊である。裸本ながら藍色の本体に寄り添うような、天金ならぬ天青の造本は、神父の僧服を彷彿とさせるし、三円五十銭の定価はこうした分野の…
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