前回、長尾辰夫の『シベリヤ詩集』を取り上げたのだが、長谷川四郎の『シベリヤ物語』に言及しないわけにはいかない。しかもこの二冊は詩集と小説の違いはあるにしても、出版は昭和二十七年と同じで、前者が二月に対して、後者は八月に刊行されている。やは…
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