井東憲が『変態作家史』の中で、これもまた「大正の変態心理小説」とよんでいる佐治祐吉の短編集を、神保町の金沢書店で入手した。それは大正十年に宝文社から刊行された『恐ろしい告白』で、七つの作品を収録した短編集である。佐治は山崎俊夫や倉田啓明と…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。