出版・読書メモランダム

出版と近代出版文化史をめぐるブログ

2016-02-16から1日間の記事一覧

古本夜話536 ヴェブレン『有閑階級論』と『特権階級論』

前回、大正時代に続けて、新渡戸稲造の『武士道』に出てくるカーライルの『衣裳哲学』が翻訳刊行されたことを既述したが、同じくヴェブレンの『有閑階級論』も大正十三年に而立社の『社会科学大系』第十一巻として、大野信三訳で出されている。戦後になって…