出版・読書メモランダム

出版と近代出版文化史をめぐるブログ

2021-08-09から1日間の記事一覧

古本夜話1173 ドーデ、萩原彌彦訳『巴里の三十年』

前回、トルストイやドステエーフスキーの日記や書簡を収録した新潮社の「人と芸術叢書」にふれたが、その第四編がドオデエの『巴里の三十年』であることを知った。この訳者が『支那思想のフランス西漸』(第一書房、昭和八年)の後藤末雄だと承知していたけ…