出版・読書メモランダム

出版と近代出版文化史をめぐるブログ

ExLibrisは森洋介+書物蔵である。

 私の「ExLibris=森洋介」の指摘に対して、当人ではなく、書物蔵(id:shomotsubugyo)が7月11日に「twitter」を発している。

 そそっかしい小田光雄氏がまたぞろ、キョーレツな間違いを。「誤植訂正はExLibris=森洋介によっている。以後はことわらない。」
ExLibris氏は森洋介さんではありません。

 そして7月12日の書物蔵のブログで「森洋介さんはExLibris氏ではありません」を掲載している。あまりにも幼稚な反論であることにあきれてしまうし、本人が意図せずして馬脚を現していることに笑ってしまう。

 私の「ExLibris=森洋介」の指摘は基本的に一年以上に及ぶアクセスデータに基づき、それを詳しい人に見てもらい、99%当人であるとの判断によっている。それに加え、その言い回しと発想から、当人だと確信したからである。したがって「ExLibris=森洋介」は客観的データと長年にわたる読み手の判断によるもので、単なる思いつきでも、言いがかりでもない。

 それに対して、書物蔵の「森洋介さんはExLibris氏ではありません」の理由として、「だって森さん本人に直接聞いたんだもの (=゚ω゚=)」が挙げられているだけで、まともな反論になっていない。「奉行」を名乗り、「書誌」を唱え、「意見よりも文献的根拠を」とうたっているのに、このようなお粗末な論拠では、私のみならず、誰もが納得しないことは自明だろう。

 またわざわざ書物蔵がこのような反論にもならぬ反論を自身のブログに掲載した意味を考えてみた。私は「日本出版学会とExLibris」において、「ExLibrisを名乗るのは一人ではなく、複数だった可能性も考えられる」と書いておいた。ExLibrisの文体と発想から見て、ExLibrisは書物蔵が立ち上げ、森が引き継ぎ、現在は「ExLibris=森洋介+書物蔵」だと推理できる。

 書物蔵は「わちきにはいまだにExLibrisさんが何者かはぜんぜんわかりません (。・_・。)ノ」などととぼけて書いているが、私からそのように思われていることをよく承知していて、「わちきも批判されてるのかしら 」と実際にshomotsubugyoとしてブクマを寄せている。
だから二人とも自分がExLibrisだと見なされていたことを自覚していたはずだ。それにもかかわらず、執拗に悪意のこもった御託宣を2年近くも飛ばしてきたので、あえて実名を挙げたのである。それをこの期に及んで、実名を公表されるとあわてふためき、このような反論にもならない反論を掲載したことになる。

 おそらく書物蔵はExLibris名で図書館などにも御託宣を飛ばしているので、さらにExLibrisが話題になり、自分のことまでわかってしまうことを恐れているのだろう。だがそれにしても笑ってしまうのは最後の一文である。

id:ExLibrisさんにお願い。べつに実名を名乗る必要は全然ないですが、森洋介ではないという趣旨のことをどっかに書いてくれると幸いです。

 これこそ自作自演であり、自らが「森洋介さんはExLibris氏ではありません」ですでに書いていることではないか。


 以上の一文は7月13日に書いたものであり、さらに出来レースの自作自演の追加を待っていたら、7月14日に案の定、書物蔵のブログにブクマをつけて掲載されていた。

id: ExLibris  「トラブル」か? これも人名誤記の一種。小田光雄氏にはいつものこと。

 このような見えすいた御都合主義的操作によって、ExLibrisの幼稚な発想と手口が完全に明らかにされた。
読者諸氏、どちらの言い分を信じるかは自由である。だが私はずっと実名で書いているし、「日本出版学会とExLibris」に示しているように、ExLibrisをめぐる問題にも詳細にふれている。その拙文と書物蔵の「森洋介さんはExLibris氏ではありません」ExLibrisのブクマを読み比べ、判断してほしい。