出版・読書メモランダム

出版と近代出版文化史をめぐるブログ

2012-02-17から1日間の記事一覧

古本夜話177 窪田十一と『人肉の市』

前回ふれたように、菊池寛が『わが文芸陣』の中で、「文芸の名の下に、春画的興味を、そそるが如き広告をする者」とよんでいるのは講談社のことであり、その広告とは『人肉の市』をさしていると断言していい。石川弘義・尾崎秀樹共著『出版広告の歴史1895年…