『VOLO』第3号 昭和50年10月1日発行 Ⅰ 三十年代へ―― 蒼ざめて行く視界の中を風が吹き抜けて行った。風景を視ていたのだった。風が樹々を揺らし、微かな鳥の羽搏きが聴こえた。陽の光で暖められ彩どられた硝子窓と風の流れで舞踏するカーテンは、もはやわたし…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。