出版・読書メモランダム

出版と近代出版文化史をめぐるブログ

2018-05-21から1日間の記事一覧

古本夜話782 井伏鱒二『多甚古村』、河出書房、「書きおろし長編小説叢書」

本連載771の『日本語録』で、保田与重郎の著作への言及はひとまず終えるし、しかもそれが「新潮叢書」収録でもあり、これから戦時下の小説叢書類を取り上げてみたい。 本連載767の河上徹太郎の『道徳と教養』において、彼が『東大新聞』(昭和十四年十…